
友人のhさんから
紫外線(光のスペクトルで紫よりも外側になるので)のことを菫外線 ともいうらしいと教えて頂きました。
波長の一番短い虹のはじっこの色は紫で その外側で見えない光線を紫外線というんでしたっけ。
虹といえば7色 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 ですが
世界では3色から7色まで 虹もいろんな風にとらえられているようです。
その中で英語では 7色の場合 外側から Red 赤色, Orange オレンジ, Yellow 黄色, Green 緑色, Blue 青色, Indigo インディゴ, Violet すみれ色
(6色の場合 Indigo,がないらしい)となるそうです。
英語では一般的には紫は purple ですが 虹の場合は ニュートンが青みを帯びた紫である violet としたため 虹の紫の場合は violetを使うそうです。
・・・で 紫外線は ultraviolet「紫を超えた」(ラテン語のultraは、英語のbeyondにあたる)で 菫外線 というわけです。UVと略されてますね〜。
そこから昭和30年代までに出た科学書や また文学作品などで 菫外線(きんがいせん)を使っていることがあったようです。
ところで すみれのように花の色がそのまま色の名前になっているものを考えてみると、
山吹色 藤色 桜色 牡丹色 桃色 薔薇色 などが思いつきますが 他にも 石竹・紅梅・蘇芳・菜の花・オミナエシ・卯の花・桔梗・リンドウ・アヤメ・露草などなど あるようです。知りませんでした。
日本で使われている外国の花の色名は、
バイオレットがまず思いつきいます^^
あとは〜 ラベンダーとか?
検索してみると ライラック・フクシア・アザレア・オーキッドなどがあるらしいですが 知らなかったです。
花ではなく植物の名前の付いた色というのもたくさんあって すみれが特別ではないようで^^;
菫色をウィキペディアで見てみると
紫色の一種で、スミレの花弁の色。スミレとか 英語名の"violet"(バイオレット)で表わされこともあり、スミレの一種パンジー(pansy)が時に色名としてつかわれることもある。これは、パンジーのうち紫の花弁の色をさすが、一般的な菫色よりもさらに暗くさえた色である。
とありました。
ただ 日本で思っている菫色と 英語圏で思っているバイオレットという色は 同じではないようです。
多分バイオレットは ニオイスミレの色と思われるのですが、日本の菫色よりも青が強いようです。
左の画像の一番下がスミレ(マンジュリカ)です。
平安時代にすでに 菫を色名として使っていたそうです。でも色の組み合わせの名前に使われていたようで 直接菫色として つかわれるのは 近代になってから 英語の色名のvioletの訳語として使われることが多くなったせいだそうです。
検索してみると 詳しくいろいろ書かれているので ここではこの辺で終了しま〜す。
すみれで虹の七色をあらわそうと思ったらちょっと無理がありました^^;