今春 であったアイヌタチツボスミレは???だらけでした。単に昨年はであえた喜びだけで よくみてなかったのかもしれませんが 同じ場所なのに色々変なのがありました。
(画像1) これはアイヌタチツボスミレだと思います。

アイヌタチツボスミレは側弁の基部に毛があり 柱頭に突起物があり 距が白くて縦に筋があり 花柄は無毛 などが多くみられる特徴らしい (画像2)

8株撮影しました。
けど
柱頭になにもついてないのも見られます。(画像3)

2株撮影しました
この場所では 花柄に毛のあるのがとても多いです。(画像4)
まあ どの種にも基本型はあっても 例外は必ずありますし 有毛無毛というのはあまりあてにならないこともありますが ちょっと注目してみます。

32株撮影しました。一番多かった組み合わせのタイプです。
そして柱頭に突起物がなくて花柄に毛のあるのもあります(画像5)

2株撮影しました
なんと 側弁の基部に毛がなくて 柱頭にちょっと突起物があるようにみえて(これは無いというのかも(^^ゞ) 花柄には毛があるのも (画像6)

1株撮影です。
次は側弁にも柱頭にもなにもついてなくて 花柄が有毛タイプ (画像7)

これは13株も写しました。つまり二番目に多かった組み合わせのタイプかもしれません。
そして柱頭に突起物があるように見えて 側弁と花柄には毛がなさそうなのも (画像8)

1株だけ撮影です
最後はなんにもついてないのも^^; でも距の形が・・・(画像9)

2株撮影
ここまでくるとどうなってるの?状態で アイヌタチツボスミレじゃないの?と、 今までそう思っていたのは 違うすみれなのか 自信がなくなります。
アイヌタチツボスミレは他の場所でみたことがないので よくわかりませんが
これらは
1.普通の変異内なのでしょうか
2.地域的な変異なのでしょうか
3.何か他のすみれとの交雑の末裔なのでしょうか(近くにはナガハシスミレが多く それよりは少ないですがオオタチツボスミレもあります。タチツボスミレもあると思われます)
4.別のすみれなのでしょうか
5.実はタチツボスミレだとか(^_^;)
さて。。。??
なぜ いつもはあまり気にしてない 毛について見たかと言うと、アイヌタチツボスミレの本場の北海道の方に 側弁が無毛のは見たことが無いと伺ったからです。花柄の毛も気になるとのことで、気にしてみました。
側弁の毛は吸蜜に来た虫が頭の後ろに他の花からつけてきた花粉を漉き取って 花弁が閉じたときにちょうど柱頭に当たるので受粉に役立つ という役目があるとか聞いたことがあります。
ここは 高いところではなく比較的温暖なので そうまでして受粉の手立てを踏む必要がないということで ないのもでてきたとか… ちょっと 素人考えをしてみたり
しかし 側弁の基部に毛があるのが普通なイブキスミレが 北海道では 無いのが一杯あるそうです。気温のせいではなさそう。
さて もっと変なタイプもあったので それは次回の孔雀の羽のように広がる???へ続きます。
タグ:アイヌタチツボスミレ
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