
2013年1月1日発行の薄い本です。新刊では買えず古本を買いました。
五回にわたり芭蕉のあとを追って旅したエッセイです。9ページ目から58ページまでの実質49ページで選書版サイズ(?)で薄く 字が大きめなので あっという間に読めそうですが のんびり読んでみました。東日本の大震災の後のことで そのことも数行でてきます。
芭蕉のあとを追って何日かわけて歩いた随筆となっています。
芭蕉のすみれの句「山路来てなにやらゆかしすみれ草」について、どのようなルートを歩いたのか、すみれをみたのはどこなのか、など筆者が推理したことが書かれています。どう推理したかはおいときます^^;
すみれは タチツボスミレかエイザンスミレかなあとかかれていて そのことにはあまり力を入れていません。その点がもう少し詳しく知りたかったです。
どういう時に どのように作られて 野ざらし紀行執筆時に入れられたかという事を導く過程です。
といってもむずかしくいじくっているわけではないので さらっと読めます。
最後の一文は
’五回にわたる芭蕉追跡の旅は、私にとって新たな”『野ざらし紀行』創造の旅”にもなっていたのだ。’
で この文は 帯の後ろにの取り上げてありました。
内容とは関係ないことでちょっと不満が・・・
表紙のすみれの絵は あんまりあわない気がしました。
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