まだすみれの季節には早いので 名前しらべ続けます。
タチツボスミレの変種とされている
ツルタチツボスミレ 蔓立坪菫

ツル(蔓)の部分は
このすみれは地上茎が地表を長く這って株を作り増えていくことから

株から株へ長く這っている茎が見えるでしょうか。
別名クモノススミレともいうらしいです^^
縦横に蜘蛛の巣にようにつながっているから。

*タチツボスミレの部分は以前の投稿で
学名を見てみると Viola grypoceras A.Gray var. rhizomata (Nakai) Ohwi
タチツボスミレの変種で 種小名は rhizomata=根茎性の
和名と同じように 茎を伸ばして増えることからだと思います。
命名者 (Nakai) Ohwi→最初の命名者は中井猛之進Takenoshin Nakai (1882–1952) 後に大井次三郎 Jisaburo Ohwi (1905–1977)
別名(synonym)を見ると Viola faurieana W.Becker var. rhizomata (Nakai) F.Maek. et T.Hashim.
Viola faurieanaはテリハタチツボスミレのことでテリハタチツボスミレの変種とするという考えもあります。(テリハタチツボスミレについては後日)
種小名は faurieana=日本の植物を精力的に採取したフランス人神父: Urbain Jean Faurie (1847-1915) フォーリー の
など いろいろ変遷があったようです。
そして 最近の研究成果により 変種ではなくゆくゆくは独立種になりそうです。
Viola rhizomata Nakai
タチツボスミレ類よりエゾノタチツボスミレ類に近いとか・・・
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次は オオタチツボスミレ 大立坪菫

和名は タチツボスミレに似ているけれど大き目ってことですね。
北の方では場所によっては タチツボスミレが少なく オオタチツボスミレばかりのところがあります。

タチツボスミレより葉が大きいですが 花もちょっと大きめの感じがします。

学名は Viola kusanoana Makino
種小名 kusanoana=菌類学者: 草野俊介の
オオタチツボスミレの純白タイプを 品種の
シロバナオオタチツボスミレ といいます。

Viola kusanoana Makino f. alba Masam.
命名者 Masam.=植物学者 正宗厳敬 Genkei Masamune (1899–1993)
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ニオイタチツボスミレ 匂立坪菫

名前の通り香りがあります。タチツボスミレ類の中では一番かもしれません。
いい香りがしそうな顔

こちらのほうが典型的かもしれません

学名 Viola obtusa Makino
種小名は obtusa=鈍形の、鈍頭の
葉の先のことから付けられたのだと思います。
タチツボスミレの葉より長めですが先が鋭くとがりません。
